第4章−1


「ンフッフフフフフ」
J1さんが辺りを見回しながら変な笑いを漏らした。
「『これからは一生懸命頑張りまーす』なーんてなー。かっこいいこと言っちゃったの、ちょっと後悔してるだろー、新人」

「そこ、笑うほど面白いとこですかね…」
「笑わなきゃやってられねーだろ、これ…」

ざざあ。音を立てて生ぬるい潮風が吹く。
辺りには何ともいえない臭いが漂っている。


今回はゴミ捨て場で戦います。


 BACK